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麻生首相は10%台後半という極めて低い内閣支持率で衆院の解散に踏み切った。これまでも低支持率下での選挙戦はあったが、自民党の支持率が他党を下回っている状態で迎えるのは初めて。自民党はかつてない厳しい戦いに挑むことになる。
衆院解散の時期は、時の政権にとって最も勝ちやすいタイミングが選ばれるとされる。例えば、72年の田中首相の解散直前の内閣支持率は62%、86年の 中曽根首相は53%、03年の小泉首相は59%と、比較的支持率の高い時期に解散している。麻生首相も昨年9月の政権発足直後は48%だったが、その後 は、自らの失言などもあり、09年2月には13%にまで低迷し、今月18、19両日の調査では17%。結局、衆院議員の任期満了まで2カ月を切る段階まで 解散できなかった。
これまで10%台の内閣支持率で解散した事例としては、00年6月の森政権(19%)がある。しかし、この時の政党支持率は、民主党の9%に対し て自民党は29%と大きくリード。その結果、自民党は総選挙で233議席を獲得。公明、保守両党との連立政権を維持することができた。
内閣支持率は、首相の失言や失政などの影響を受けやすく、変動が激しい一方、政党支持率は変化が少ない。解散直前で見ると、中選挙区制時代の自民 党支持率は40~50%台で推移。96年に小選挙区比例代表並立制に移行してからは退潮傾向にあるものの、20%台後半から30%台後半の間に収まってき た。
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